憲法9条を守って、世界平和を

「9条の会ごかニュース」

2020年11月24日 21:49

"鐘つき護憲表明"と"学習会「原発と平和」"

9月9日、長命寺さんで、憲法前文と第九条の朗読、"世界平和を願う鐘つき"を行いました。又、"学習会「原発と平和」"では、NNNドキュメント「首都圏の巨大

老朽原発 再稼働させるのか"東海第二"」のDVDを見て、東海第二がいかに危ういか、絶対に再稼働させてはならないと改めて再認識しました。当日は古河市、

境町、幸手市、五霞町から、26名が参加しました。

◆何の為に、誰の為に、巨大老朽原発を再稼働させるのか? (NNNドキュメント)

経済産業省の幹部は番組の取材に対して「国は日本原電をつぶさないということですよ」と答えた。「原発推進の旗は降ろさない」これが国の本音である。

~2018年11月11日 放映より~

<原発事故が発生した場合にどんな問題が>

① 風向きの問題

3月~10月の最も多い風向きは北東&北北東、東京都心も避難が必要になる。

② 複合災害の影響

東海村には核燃料工場や研究施設など12か所の原子力関連施設がある。中でも心配されているのが原発の3キロ先にある核燃料の再処理工場。

③ 避難の問題

30キロ圏内には約96万人が生活している。東海第二原発は、北は久慈川、南は那珂川という一級河川に囲まれた場所にある。車が橋に集中し、地震で橋が崩落したらさらに車が集中してしまう。

原発が冷却機能を失う"全面緊急事態"に陥った場合、5キロ圏の住民は避難し、5キロ~30キロ圏内の住民は屋内退避となる。渋滞の発生で避難(5キロ圏の住民)を完了するのに約20時間かかるとの試算が出ている。

<障害者支援施設「第二幸の実園」>

 国から約2億円の補助を受けて空気を浄化するシェルターを導入した。

<東海第二原発は2021年3月の完成を目指し安全対策工事>

 難燃性ケーブルへの交換は半分、残りは防火シートで覆うことで審査に合格。

<東海第二原発再稼働の鍵を握るのは"地元の同意">

 茨城県44全ての市町村長にアンケートを実施した。再稼働に賛成と回答したのは常陸大宮市長のみで、10の市町村は反対と回答、33の市町村はどちらともいえないと回答した。

◆当日の参加者からのご意見、ご要望 (抜粋)

・9条を守ることの大切さ、原発の恐ろしさを改めて痛感した。平和は守らねばならない。(T)

・「誰のために何のために...」という疑問が解けたし、周りにいる友、子、孫に伝えなければと思いました。(K)

・今年はコロナ禍の中で、日本国憲法「前文」と「第9条」の群読をし、改めて現憲法の尊さを感じました。(I)

・日本国憲法「前文」を久しぶりに読み、今こそこの前文と反対の道を日本は進んでいると思わずにはいられませんでした。(H)

・東海第二原発の再稼働に反対します。来年も"平和の鐘打ち"に参加したい。(A)

・憲法の唱和、心にしみました。DVDわかりやすく、考えさせられました。再稼働はダメ‼、と強く思います。(N)

・県内市町村の首長へのアンケート結果を知りました。再稼働賛成が多いことは予想したが、それより「どちらでもない」が多かったことに驚いた。事故が起きた

ら「どちらでもない」では対処できないことは、明らかでないか。地域レベルでの取り組みの重要性を感じた。(N)

・今日のDVDのような情報を広く流したい。そうすれば、誰もが原発再稼働反対のはず。しかし、長いものには(強いものには)巻かれろとばかり、声を挙げる

人は少ない、いない。このような輪を広げていく以外ないのかと思います。(Y)

・長命寺さんのご協力に感謝致します、今後とも宜しくお願い致します。(事務局)

9条の会ごかニュース22号.pdf (507729)

 
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